【FGO攻略】冠位時間神殿ソロモン:第12節 未来【ネタバレ】
FGO……クリアしました。うん、何だろうね。いや、本当に楽しかった。それだけは確実。語呂が貧弱すぎて何を言えばいいのか分からない。
けれど、僕はこの感動を後世まで伝えようと思います。「FGOは素晴らしかった」と。
まあ、大げさではありますが、それだけ面白かったです。
それではストーリー解説についてなんですが、第12節から始めます。何故、こんな中途半端な章から解説するのか?
それは僕が早くこの章について感想を書きたかった。ただそれだけです。
おそらく、冠位時間神殿ソロモンの中で一番気持ち的に盛り上がった章ですから、この熱を忘れないうちに書きたいんです。
そういった理由からです。
ビーストⅠ、ゲーティア
これまで戦ってきたソロモンの正体が遂に明かされた。その名は『ゲーティア』。七十二柱の魔神の総称であり、ソロモン死後、その遺体に潜み続け、受肉を果たした存在。そして正体を現したゲーティアの霊基は変化していた。ソロモン霊基ではなく、ゲーティアいや、七つの人類悪の一つ、災害の獣、ビーストⅠの霊基に変化したのだ。
ゲーティアは語る。人の手によって作られた、肉体を必要としない高次の生命体。しかし、人間に仕えることをよしとした生命であったが、ゲーティアは離反したのだ。「もう人類とは付き合えない」と。
ゲーティアは万能であった。ソロモンと同じ目線を持つことが出来る、彼?は世界全てを見通すことが可能であり、様々な物語を見た。
「多くの悲しみを見た。多くの裏切りを見た。多くの略奪を見た。多くの結末を見た。」
ゲーティアは嫌気がさしたのだ。何故自分はこんなものを見せつけられないといけないのだと。人類も未来もどうでもいい。求めるものは健やかな知性体を育む完全な環境。終わりがあるからこそ、このような結末になるのだ。ならば目指すべき場所は極点。
天体が生まれる過去へと遡り、その瞬間に立ち会う。そしてそのエネルギーを全て自分が取り込み、自らを新しい天体とし、この惑星を創り直す。それこそが、ゲーティアの願い。
天体となり、そこから死の概念が無い惑星を作り上げる。人理焼却とは、創生記まで遡るエネルギーと天体誕生の際にそれを調整する魔力量欲しさにやったことだったのだ。ホームズが語ったソロモンは人理焼却のその先を見ているという言は正しかった。
「―――あの光帯には、誰も勝てない。……そっか。わたしはこの時の為に生まれたのですね、ドクター。」
マシュはゲーティアに示された光帯を見上げると何かを察する。
極点へと向かう。その目標を持つゲーティアにとってカルデアの者たちは路上の石ころ。邪魔だから蹴り飛ばす、その程度の所作で排除が出来る自負があった。無駄話は終わりだと話を打ち切り戦闘態勢に入る。
――ゲーティアの第三宝具、展開。撃たれたら終わりのその宝具は主人公とマシュに止める手段は皆無。彼らの苦境を見て、ゲーティアは言葉を発する。
「…………つまらん。なぜ受け入れる、マシュ・キリエライト。」
言葉を向けた先はマシュだった。そうゲーティアはマシュ・キリエライトの事を気にかけていた。マシュは短命で余命もあとわずか。もう死ぬ運命なのに、なぜ立ち向かうのだ?と。
これから作ろうとする死の概念が無い惑星は彼女の望みでもあるはず。完全を求めるゲーティアにもただ一柱だけ迷いがあった。人類史を消すことは正しいのか?その迷いを払うために人の理解者が欲しい。ただ一人だけも理解者が居れば自身の迷いは晴れる。その一人にマシュ・キリエライトを指名したのだ。
ゲーティアが新たに惑星を作成しようとすると当然今の惑星は消えてなくなってしまう。その最後を悲劇で終わりにしたくない。そんな願いを持つものたちがゲーティアの内にいた。
だがマシュは差し伸べられた手を払いのける。永遠なんて欲しくない。たとえ今すぐに終わってしまう命だとしても明日を見たいのだと語る。そしてマシュは自身のマスターと手を握り合う。
ゲーティアは「残念だ」と語り、第三宝具を展開、これをもって人類に終わりを告げる。
しかし、マシュは勇ましく前へと出る。「お任せください!」と。
「ではお見せしよう。貴様らの旅の終わりを。」
「この星をやり直す人類史の終焉を。我が大業成就の瞬間を。」
「第三宝具、展開。誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。さあ、芥のように燃え尽きろ!」
「アルス・アルマデル・サロモニス」
「全ての傷、全ての怨恨を癒す我らが故郷、顕現せよ、ロードキャメロット!」
マシュは普通の女の子
……それは、時間が止まったかのような光景だった。光帯の熱量を防ぐ物質は今の地球上には存在しない。だが、それはあくまで物理法則の範疇だ。
彼女の護りは精神の護り。―――その心に一切の穢れなく、また迷いがなければ、溶ける事も、ひび割れる事もない無敵の城壁となる。
分かっていた。わかっていたとも。彼女の城壁ならば、必ずや我が第三宝具をふせぐだろうと。だがそれは―――
「あ、あぁああああ―――!」
地獄の時間が続く。星を貫く熱量を防ぎながら、彼女は想っている。これまでの旅と、これからの旅を。自分がいた今までと、もう自分のいない、未来の夢を。
……良かった。これなら何とかなりそうです。マスター。今までありがとうございました。先輩がくれたものを、せめて少しでも返したくて、弱気を押し殺して、旅を続けてきましたが――
ここまで来られて、わたしは、わたしの人生を意義あるものだったと実感しました。……ドレイク船長の言った通り。最後の時に、わたしは、わたしの望みを知ったのです。
……そうだろうとも。だからこそ、我々は、君にこそ賛同してほしかった。
……でもちょっと悔しいです。わたしは、守られてばかりだったから――。最後に一度くらいは、先輩のお役に、立ちたかった。
……そうだ。あれほどの戦いをしてきながら、彼女の中ではまったく足りていなかった。マスターに対する彼女の感謝の念はそれほど強かった。たとえそれが、ただあの朝に出会っただけという、取るに足りない、些細な切っ掛けにすぎなくとも。
彼女は常にマスターに守られ、マスターの前だから立ち上がれる人間性だった。
見るがいい。肉体は光帯の熱量に耐え切れず蒸発した。だがその精神は何者にも侵されず。雪花の盾は傷一つなく、彼女の主を護り続けた。……だから言ったんだ。彼女は勇敢な戦士でもなければ、物語の主題でもない。ただの、ごく普通の女の子だったんだよ、と。
ロマニ・アーキマンの正体
マシュは消滅した。ゲーティアの第三宝具を受けきった、彼女の盾を残して。
そしてゲーティアは告げる。全ては無駄と。ゲーティアは時間神殿ソロモンがある限り、不滅の存在。マスターそして、そのサーヴァントの抵抗すべてが無駄と切り捨てた。
続いてゲーティアは更に第三宝具を装填。そしてマシュを失った主人公に対して憤る気持ちは理解できる、ならばその拳で殴りかかり死ねと告げた。
その言葉に玉砕覚悟で殴りかかろうとする主人公に、あるところから、その行動に止めの言葉が入る。――その人物はDr.ロマンだった。
主人公たちが熾烈な戦いを繰り広げている中で、カルデア内部も危機に陥っていた。魔神柱たちの侵入によって施設が破壊されているのだ。ダ・ヴィンチちゃん主導によってその侵入の被害を何とか防ごうと奮闘している。職員たちにも避難指示が出ているが、彼らは引くつもりが無かった。マシュ・キリエライトの最後を見届けた彼らが引けるはずがなかったのだ。
「……未来の価値か。」
Dr.ロマンは一言そう漏らす。マシュの最後を見た彼は何かを決心したのか、ダ・ヴィンチちゃんに後を託しゲーティアがいる玉座へと向かった。
突如として現れたDr.ロマン。ゲーティアは普通の人間であるロマンがこの玉座にどうやって現れたのか気になるしぐさをとる。そして彼の霊基を見てさらなる驚きを手にする。
「ああ、もう、聖杯に向けた願いは捨て去った。ここからは元の私としての言動だ。」
そう述べると手袋を外す。その手には指輪がはめられていた。それもソロモン王が付けていた十個目の指輪が。
更にロマンは言葉を続ける。マリスビリーが聖杯戦争に勝つため、とある指輪を発掘した。それを触媒に召喚。
カルデア英霊第一号。ソロモン。彼こそが、聖杯戦争に勝利したサーヴァントであり、願いを叶えた英霊だったのだ。
その願いは「人間になりたい」。しかし、その願いを叶えたと同時に問題も生じた。それはソロモン王が持つ能力の全喪失。
そしてその能力は全て消失する前に千里眼で見てしまったのだ。人類の終焉を。
能力を失ってしまった彼にはどういった原因で人類が終わってしまったのか分からなかった。もう彼はただの人間。ただひたすら考え、そしてその原因を探るために努力し走り抜けた。
ある程度語りを終えると彼の体が輝きを放つ。そう人間としての自分を捨て去り、改めて名乗る。
『魔術王、ソロモン』と。
人間としてのロマニ・アーキマンを捨て去り、ソロモンへと変身した彼は、わが身から生まれた罪を恥、ゲーティアを裁くと宣言する。
このソロモンの登場に哄笑する。もう手遅れといっていい現状で、今更出てくるとはなんと無能か!そう嗤った。自分を止めることが出来るのは生前のソロモンのみ。サーヴァントであるその身に何が出来るか!と嗤いながら、戦闘態勢に。
「命とは終わるもの。生命とは苦しみを積み上げる巡礼だ。だが、それは、けっして死と断絶の物語ではない。」
「ゲーティア、我が積年の慚愧。我が亡骸から生まれた獣。今こそ、この僕の手で、お前の悪を裁くときだ。」
「笑わせるなソロモン。貴様に何ができるッ。貴様には何もできまい!」
「オラ、オラ、オラ!甘い夢でも語っていろ!死ね、死ね、死ね!」
「ふはははは!ふはははははっ!」
「やはり口先だけか。常に口先だけだ、馬鹿者め!」
「やはり死ね、貴様自身の宝具で引導を渡してくれる!」
「ああ……始めから、そのつもりだ。僕は自らの宝具で消滅する。それがソロモン王の結末だからね。」
「何?」
「ゲーティアお前に最後の魔術を教えてやろう。」
「ソロモン王にはもう一つ宝具があるとは知ってはいたものの、その真名を知り得なかった――いや、知ることのできなかったお前に。」
「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。」
「戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの。」
「そして訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの。」
「アルス・ノヴァ」
ソロモン消滅
ソロモンが取った行動、決断とは自分を含めた全てを差し出すことだった。その決断は英霊としての自分も放棄したことである。ソロモンが築き上げた歴史も功績もなくなる。そうなると当然英霊としてのソロモンも消滅する。存在の完全消滅こそが、ゲーティア対策のために取ったソロモンの行動だった。
この大きすぎる代償によってゲーティアが持つ不死性は無くなる。
「人々を見守るために編纂されながら、人々の未来を奪う選択をした魔術式よ。お前は自らの責務から目を背けた。その罪を、今ここで払うときだ。」
ソロモンとしての自分が無くなったせいで、ロマンの姿に変わった彼はゲーティアにそう告げた。
人間の一生を見届けることが責務だと!とゲーティアは激高する。『人の人生は憎悪と絶望の物語だ』、そんなものを見て楽しめるわけがないと。
しかし、ゲーティアの言葉にロマンは首を振る。限られた命の中で終わりを知りながらも、前を向いて歩く人々の姿は輝かしい。 これを『愛と希望の物語』、そうロマン述べたのであった。
だが、ゲーティアもその言葉を聞こうが自分の考えを改めない。不死性は確かになくなった。しかし、第一宝具は回せる。魔神柱すべての勢力を以ってサーヴァントを統べるマスターを排除する態勢へと入った。
まとめ
やっぱ第12節は燃える展開でしたね!とくにマシュが散るシーンとゲーティア戦は心にくる。マシュについての感想はある程度上のほうで述べました。これ以上は出ないですねー。
ゲーティア戦は本当に燃えますね!BGMがFGO、OPのアレンジ曲になっているんですよ!これがまたね。定番といえば定番ですが、王道こそが最高なんです!
ロマンは……消滅してしまったんですかね?ベディヴィエールのように消滅を免れるとかありそうな気がするのですが、そこのところはどうなんでしょうか?楽しみです。
あと気になったのはロマンがソロモンだとマリスビリーが参加した聖杯戦争は第五次ってことになりますよね?えっじゃ士郎も負けたってことだよね、ヘラクレス、ギルガメッシュとかも。あぁ、でもギルガメッシュはどうなんだろ?別に戦っていないのかな。またはFGOは平行世界なのかな?Fate stay nightから続いていない?……わからん!
ゲーティア攻略についてですが、これはいりませんね。だって、ここの戦いって令呪使いませんか?やっぱりマスターとサーヴァントが全力で戦っているイメージがでてきますから、令呪は切りますね。僕は普通に使いました。
それでも強いて攻略するポイントを上げるなら、アベンジャークラスが手元にいたら、PTに入れましょう。ビーストクラスから受けるダメージが半減します。
そのおかげで、うちの邪ンヌが無双していました。相手の攻撃ですぐNPが溜まるものですから、宝具が連発できたんですよ。
この後ろを振り返るマシュの画像が本当に良いですね。これを最後に締めとします!