【シャドウバース】現環境は最悪⁉新パックが追加されるたびにインフレは加速する!
この記事では『シャドウバース』の新パック、「ワンダーランド・ドリームズ」が追加された以降の環境について紹介していきます。
記事の内容にはシャドウバースというゲームを批判するような内容も含まれているので、それを不快に思う方は見ないことをおすすめします。
ワンダーランド・ドリームズとは?
まず今の環境の説明をする前に、今回追加された新パックについて軽く紹介をします。
「ワンダーランド・ドリームズ」、それが今回追加された新パックの名前です。
パックのコンセプトはどのリーダも使用できるニュートラルカードの強化となっています。
「ニュートラルカードの強化」、これ自体は問題はありません。しかし、サイゲームズはこのニュートラルカードを強くし過ぎました。
そのせいで、ゲームバランスが崩れているのもそうですが、リーダーが持つ個性も消してしまっているのです。
リーダーが持つ個性の消去については次の項目で細かく説明します。
強化されたニュートラルカードの問題点
どのデッキもニュートラル主軸のデッキとなった…
各リーダーにはクラスカードという独自のカードが存在します。
このクラスカードは汎用的に使用できるニュートラルカードより強めの性能を持っているのですが、今回追加された新ニュートラルカードがクラスカードを上回る強さを持ってしまったのです。
その結果、ほぼ全てのデッキがニュートラルカード主軸のデッキとなってしまいました。
たしかにニュートラルは強化されましたが、なぜここまでニュートラル主軸となってしまった原因の一つを紹介します。
「不思議の探求者・アリス」。PVで目玉カードとして紹介されたキャラクターですね。
しかし、可愛らしい外見とは裏腹に効果は凶悪の一言です。
「ファンファーレ:自分の手札のニュートラル・フォロワーすべてと自分の他のニュートラル・フォロワーすべてを+1/+1する」という効果を持っています。
例えるなら、手札にも干渉するコストが低くなった「セージコマンダー」のようなものでしょうか。
このカードのせいで先攻の序盤の動きが強くなり過ぎたんです。
結果はご覧の通りです。どのプレイヤーもアリスでフォロワーを強化するためにニュートラルを多く採用したデッキ構成となりました。
そして、次に起きた問題がどのデッキもニュートラルを多く採用したデッキ構成になったせいで、ほぼ全てのリーダーのデッキが似たような動きをするようになったのです。
これが各リーダーの個性消去です。
シャドウバースをプレイするとわかりますが冗談抜きで序盤はニュートラルカードしか場に出てきません。
そして次の問題点も紹介します。次は「一部のデッキが並外れて強化された」です。
先攻のニュートラルヴァンパイアの勝率が異常
シャドウバースでは新パックが追加されるたびに問題となっているものです。
「一部のデッキが強すぎる」
今回はニュートラルヴァンパイアというデッキが環境を支配している状況となっています。
どのくらいがヤバいかというと先攻の勝率が異常です。
これは「shadowverse log」というシャドウバースの戦績管理サイトです。
画像の赤い枠で囲った部分がニュートラルヴァンパイアの戦績です。
そして先攻の勝率が63.8%という、ハッキリ言って頭がおかしい勝率です。
サイゲームズの開発者たちはテストプレイをしたのか?と疑いたくなるくらいですね。
僕は別にシャドウバースでじゃんけんをしたいわけじゃないんですよ。
なぜニュートラルヴァンパイアの先攻の勝率はここまで逸脱した戦績となってしまったのか、その原因はニュートラルにもありますが、ヴァンパイアに追加されたクラスカードが一番の原因でしょう。
ヴァンパイアの問題となる新カードたち
ここでは、いまのヴァンパイアで問題となっている新カードたちについても軽く紹介していきます。
ニュートラルヴァンパイアのフィニッシャー「昏き底より出でる者」です。
ヴァンパイアが誇るクソカードの一つです。
いま多くのプレイヤーから憎しみを一心に集めているカードですね。
その効果は「潜伏:このフォロワーが潜伏状態で攻撃したなら、相手のリーダーに6ダメージ。ラストワード:このフォロワーが潜伏状態で破壊されたなら、相手のリーダーに6ダメージ。進化後は効果ダメージが8となる」を持っています。
進化してフォロワーに攻撃するだけで、8点のバーンダメージ。相手リーダーに直接攻撃できれば16点というおかしい打点を容易にたたき出すことが可能です。
だれかがこのカードを「ヴァンパイアの次元の超越」と呼称した方もいました。
こんなカードが強くないわけないんですよね。本気でこれ何で実装したのだろうか?
8コスと重いように感じますが、バフォメットの効果でコストを-3にできますから何の問題となりません。
一見してわかる強カードの昏き底より出でる者ですが、一応ランダム除去や全体除去に弱いという弱点も持っています。
例えば、「妖精のいたずら」・「神魔裁判所」・「よろめく不死者」・「テミスの審判」・「変異の雷撃」などですね。
しかし、いくら対策カードがあろうとも先攻を取られてコイツを出されると詰みになることもまた多いです。
ニュートラルヴァンパイアの先攻の勝率がそれを証明しています。
「豪拳の用心棒」、このカードはナーフ対象となるであろうとプレイヤー間で声が上がっているものです。
効果は「ファンファーレ:体力3以下の相手のフォロワー1体を破壊する。復讐状態でないなら、自分のリーダーに2ダメージ」を持っています。
ファンファーレで体力3以下のフォロワーを破壊は充分に強力です。比較対象としてビショップの「鉄槌の僧侶」が上がりますが、あちらは進化権を使用して効果を発揮しますから、どちらが優秀かと問われたら僕は豪拳の用心棒を挙げます。
進化後もスタッツが+2/+2されるのもちょっとおかしいんですよね。この効果なら、+1/+1が妥当だと感じるんですがどうなんでしょうかサイゲームズさん。
「トーヴ」、このカードも豪拳の用心棒と同様にナーフ対象に入るのではないかと噂されているカードの一つです。
効果は「このフォロワーは攻撃不能。自分の場に他のニュートラル・フォロワーが出たとき、突進を持ち、攻撃可能となる」を持っています。
このフォロワー問題点はスタッツの高さです。2コスで3/3は誰がどう見ても高すぎます。
デメリットにニュートラル・フォロワーが場に出なければ攻撃不能とありますが、ニュートラル主軸にデッキを構築すれば、このデメリットは合ってないようなものです。
デメリットがデメリットになっていないのが一番の問題なんですよね。
今回はここまでヴァンパイアの3枚の新カードを紹介しましたが、どのカードも先攻に強いものとなっているのです。
だからこそ、それが勝率に反映しているのでしょうね。
今の環境は飽きが早くなる
ニュートラルカードをどのリーダーも採用している弊害で、皆同じような動きをして、ゲームプレイしていても面白くなくて飽きが早くなるんですよね。
他にも先攻ニュートラルヴァンパイアが強いせいなのか、どのプレイヤーもこのデッキしかランクマッチで使用せず、今のランクマはほぼヴァンパイアで埋まっています。
ちょっと軽く試合しただけで、このように対戦相手がヴァンパイアで固まっています。
おまけに先攻取られて負けまくりました。
先攻でトーヴ→ゴブリンリーダー→アリスまたは豪拳の用心棒→バフォメットのムーブをされると本当に何もできずに負けてしまいます。
サイゲームズもこのヴァンプ一強状態を少しでも問題視してナーフの対処を早めにやってもらえると嬉しい限りなんですが、その前にシャドウバースをやめる人も多そうだなと実感してくる環境ではありますね。
本当にこのインフレは勘弁してほしいです。