【アニメ】幼女戦記、第1話『ラインの悪魔』感想または解説【ネタバレ】
幼女戦記、第一話『ラインの悪魔』を皆さんは見ましたか?僕はきちんと見ました! 時間きっかりと録画もして、視聴しました。そしてストーリーについてなんですが、原作と比較すると途中からのストーリー展開となっています。
ターニャの士官学校時代や初陣については省かれていました。まあ、話数も少ないから、切れるところは切るしかないのでしょうね。
ですから、原作で例えると大体、一巻の第三章あたりから物語が開始しています。うーん、ちょっと残念。僕はターニャの初陣は結構好きだったんだけどな。
それでは第一話の感想を述べていきます。ネタバレもありますから注意してください!
ラインの悪魔
物語開始早々、榴弾砲による砲撃。これは榴弾砲ですよね?
続いて砲撃支援を得てから兵士たちが隊長の合図ととも銃剣突撃。それを迎え撃つ、敵国の兵士たち。この相手をしている敵国は共和国の兵士かな?おそらく協商連合軍ではないはず。そのあたりの説明がまったくないから、アニメから見ている人はストーリーを把握しにくいだろうな。僕なんか小説のほうを確認しながら、これ書いていますからね。
ターニャによるありがたい国情説明。主人公ターニャが属している『帝国』。ネタ元はドイツ帝国です。あっ(察し)
現在の『帝国』は周辺国家すべてが仮想敵国となっています。しかし「帝国、それは勝利である」と言われるほどの強国なので、一対一での戦争であればまず負けることがありません。
しかし、そんな帝国に対して戦争を仕掛けた国がいます。それが協商連合です。かの国は大義名分もなく越境攻撃を仕掛け開戦しました。これには帝国内部で極秘裏の自作自演なのではないかと疑われたほどです。それほど国力に差があったわけです。
そしてこの戦いではもちろん帝国が勝利しました。これ幸いと帝国は協商連合に対して完全撃破を目的とした進軍を開始し始めたのですが、外線戦略が崩壊することに危惧を感じた共和国が帝国へと宣戦布告。
ここら辺で、もうマズイ予感を覚えますね。帝国は多方面に防衛線を抱えていますから。これ以上、他の国が戦争を仕掛けてきたらと思うとゾッとする。まあ仕掛けてくるんですけどね。
ゼートゥーア―准将、ルーデンドルフ准将、レルゲン少佐、三人の話し合い。話し合いの内容はライン戦線についてです。
ライン戦線は遅滞防御では間に合わず、機動防御に変えなければならないとレルゲンから提案されます。
この意味はどちらも本隊が到着するまで時間稼ぎをする。これですね。
機動防御は敵を撃破しながら、目的を達成する。遅滞防御は地積を犠牲にしながら目的を達成する。目的は本隊到着。たぶんこういう意味だよね。
我らが主人公、ターニャ・デグレチャフ少尉とその小隊メンバーの紹介がされるシーンなんですが、ヴィーシャ以外は誰だよって思った(ヴィーシャとはセレブリャコーフ伍長の愛称です。)
ハロルド伍長とクルスト伍長なんて居たっけ?と思い書籍を見て確かめてみました。…うん、一応いました。ぽっと出のキャラクターとしてね。これは気づかないわ。
それとこのシーンだとハロルドとクルストがターニャの命令を無視し目の前の敵撃破を最優先としていました。ここ書籍と差異がありますね。
書籍版だとヴィーシャ、ハロルド、クルストたちは幼年学校を卒業したばかりの兵士であり、魔導師としての力量は最低と言っていいです。
ヴィーシャ自身も自分たちのことを給料泥棒のごみクズ以下だと思い知らされた、などと内心で語っています。アニメだと敵を撃破していますが、これすらできない状態だったと推測できます。
上官に対して命令違反を犯した罰として本国への強制送還の命がハロルドとクルストに出される。二人はこれに反発。自分たちは戦うために前線へ出てきたのだと。また上官の命に、さらなる反発を見せた二人に下される罰とは?
ヴィーシャは周りを見渡してもハロルドとクルストの姿が見えない。彼らを探す彼女の前にターニャの上官、イーレン・シュワルコフ中尉が現れる。
ヴィーシャの疑問に中尉が応え、「二人とも後方へと転属付けだ」と説明する。それもトーチカの中で予備戦力としての待機命令だ。
これにヴィーシャは「安全な後方に送るなんて」と少しうれしそうな声色を出しています。ターニャからもっと厳しい処罰がくだされると思ったのでしょうね。充分厳しい罰ですよ(小声)
砲兵にとって、動かないトーチカなど頑丈なだけの目標にすぎない。そう語ったのは書籍版のあなたですよ、ヴィーシャさん。 ほんと書籍とアニメのヴィーシャには違いがありますね!もう、これ別キャラクターでしょ。まあ、容姿からそうでしたけど。
これは行軍中にヴィーシャが墜落したのかな?ちょっとよくわからない。そもそもここはターニャとシュワルコフ中尉との語り合いがあると思ったんだけど。
書籍版の――
「少尉、好き嫌いはいかんな。身長がのびんぞ?」
「シュワルコフ中隊長殿。私は被弾面積が小さいことを喜ぼうと思うのですが」
ここのくだり好き。そうかアニメだとないのか……残念。
友軍の救出任務。それも弾着観測要員の救援。ターニャも一度この任務に就いたことがある。その時は敵兵に対して自爆特攻を仕掛けるほど追い詰められた。しかも初陣で。9歳児にやらせることではないな。それはいまさらか!
本人も「二度と御免ですが」と言ってのけるほど。それほど危険な任務。
三個小隊は一人で相手をするターニャちゃん。まさに俺tueee。第一話で一番の見所。ここで流れるBGMとターニャの戦闘シーンが相まってかなりこちらの気持ちを高ぶらせてくれる。というか魔導師の戦い方ってこういうものなんだなと初めて知った。漫画版もあるみたいだけど、そちらでもアニメと似たような感じなのかな?
ハロルドとクルストの戦死報告を聞いたヴィーシャが小隊長であるターニャに知らせたときの顔。
レルゲン曰く「幼女の皮を被った化け物」らしいよ。こんなに愛らしいのにね!守りたい、この笑顔。
最後
アニメを見た感想についてですが、ちょっと説明がたりないかな?まずどこと戦争しているのかわかりずらい。ハロルドとクルストどちらか忘れましたが、彼らのセリフに共和国の兵士云々と言っているところがあるので、共和国が相手なのは間違いないです。まあ、協商連合の兵士は弱卒だからね、仕方ないね。
でも幼女戦記をアニメで見ることができたので満足。次回が楽しみ。ターニャのインタビューをやるのかな?あれはもうちょっと先だっけ?
- 作者: 東條チカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2016/12/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: カルロ・ゼン,篠月しのぶ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2016/11/30
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る